MIDIクリックを使った打ち込み無しのアンビエント風トラック

クリックサンプル

アレンジウインドウには何も打ち込まず、クリック音とエフェクトだけでアンビエント風な音を鳴らすサンプルです。
テンポとディビジョンによって演奏が変わります。
【演奏を聴く:※テンポ100、ディビジョン/16での演奏です】
[MIDIクリックを使った打ち込み無しのアンビエント風トラック]サンプル by Logicers’ Inn

各オブジェクトの役割と設定値は次の通りです。

オブジェクト:click

オブジェクト:click
今回の基本となる、MIDIクリックオブジェクトです。
あとに続くトランスフォーマー等での加工のために、小節、ビート、ディビジョンで出力するノートを変え、どのタイミングで出力されたクリックなのかを判別できるようにします。
今回は、拍頭(ビート)に出力される音程を「D1」に、ディビジョン(管理上の音符の最小単位)は「E1」を指定しています。

オブジェクト:拍頭をランダムに

クリックサンプル2
トランスフォーマーオブジェクトです。
拍頭(ビート)に鳴るクリックの音程をランダムに変更しています。
条件を音程D1(=ビートの音程)を指定して、操作ではピッチを「ランダム」にしています。
また、ビートのみに適用されるよう、モードは「操作を実行して不一致のイベントをフィルタリング」を指定しています。

オブジェクト:アルペジオ風

クリックサンプル3
ディレイラインオブジェクトを使用しています。
3連符で3回、5度ずつ上昇するラインを作り出します。

HINT: ディレイタイムを3連符にしているのは、今回はディビジョンを/16(16分音符)にしているため、それとは違ったタイミングで鳴る音が欲しかったためです。なお、320という数値は、Logicの分解能(4分音符あたりのティック数)が960ですので、3連符ということは960/3=320となります。

オブジェクト:ディビジョンをランダムに

クリックサンプル4
ビートへの変換とほぼ同じです。条件の対象をディビジョンを対象とするよう指定しています。

オブジェクト:拍頭をパン情報に変換

クリックサンプル5
トランスフォーマーオブジェクトを使用します。
拍頭のノート情報(D1)をパン情報(コントロールチェンジ10番)に変換します。
値はランダムになるよう指定しています。

値0(ノートオフ)を削除

クリックサンプル6
クリックというMIDI情報をパンに変換した場合、そのままではノートオフ情報まで変換してしまい、期待した動作が得られません。
ノートオフ情報は値0に変換されて出力されてきますので、それをモード「一致したイベントをフィルタリング」で削除します。

EXS24

クリックサンプル7
EXS24は、音色を何も読み込まず、サイン波を発生させます。
そのままではアタックがキツイので、エンベロープを少し調整しています。

バスを1本追加し、そこにはディレイをアサインします。
EXS24のトラックにはリバーブをアサインして、さらにディレイのバスへプリフェーダーで信号を送ります。
クリックサンプル8

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